タクシーで時代を憂う

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信号待ちをしている向こう側に、90代位の車椅子の女性を連れた、
同じ年位の女性がタクシーを拾おうとしている。

長い信号が変わって「何かお困りですか?」と声をかけると、
「タクシーが拾えない。車椅子だと止まってくれないこともある」と言う。
自分の予定もあったが、その場を立ち去る気にはなれず、
私もタクシーを拾うお手伝いをすることに。

そこで分かったのは、ほとんどのタクシーが
「予約車」か「迎車」で「空車」がとても少ないと言うこと。
結局20分ほど待ってようやくボックス型の「空車」を拾うことができました。
ただ、私がいたからか、運転手さんは座ったまま。
私が車椅子の女性を怪我させないように気をつけながら、
漸く座席に座らせることができました。

便利なタクシーアプリを使えない世代は電話で迎車を頼めるけど、
その分コストもかかる。
お年寄りが増加する日本で、お年寄りが使いやすい方法も必要だ。
自分の行く末を考えてしまう出来事でした。

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